English
In tropical regions, a wide variety of plants grow under ecologically diverse environments ranging from arid to humid climates. The adaptive responses of these plants to such tropical environments are being studied physiologically and ecologically, with a goal of contributing to stable crop production in tropical agriculture and the conservation of tropical environments. In addition, utilizing useful genes in these plants, recombinant DNA technology is being tried to improve crop productivity and environmental stress tolerance.
We are looking for foreign students from abroad. If you are interested in our research or would like to visit the laboratory, please send an E-mail to Prof. T. Azuma (azuma@kobe-u.ac.jp) or Dr. H.Fukayama (fukayama@people.kobe-u.ac.jp).
We look forward to hearing from you.
日本語
当研究室では熱帯作物の成長生理や環境適応について研究しています。熱帯地域では乾燥地帯から湿潤地帯までいろいろな環境下に多様な植物が分布しています。それらの植物が種々の環境にいかに適応しているかを生理・生態学的に調べ,熱帯農業の生産安定と環境保護に貢献することを目的としています。また,それらの植物が持つ有用な遺伝子を利用して作物の光合成能力,ストレス耐性の改良を進めています.
現在は洪水地帯で栽培されている浮稲や冠水耐性稲の深水適応を研究しています。洪水地帯では稲が深水環境にさらされ,水没してしまう場面が避けられません。これらの地域で栽培されている稲は深水環境に対して面白い応答を行います。浮稲は草丈を急激に伸ばすことで水没環境から脱出します。その一方,冠水耐性稲は成長を抑制し,水が引くのを待ってから成長を再開します。これらの応答がいかにして行われているかを調査し,植物の環境応答機構の解明を目指しています。最近は,南米アマゾン川流域に自生する野生稲の深水適応,アフリカのニジェール川流域に自生する野生イネの環境適応についても研究を進めています。
熱帯有用植物学研究室では大学院入学希望者を募集しています。研究内容に興味を持たれた方,研究室を訪問してみたい方は東(azuma@kobe-u.ac.jp)にメールにてお知らせください。みなさんからのご連絡をお待ちしております。